全国の司法書士会の連合組織である日本司法書士会連合会では、8月3日を「司法書士の日」と定めています。これは、明治5年(1872年)8月3日に太政官無号達で「司法職務定制」が定められ、法制度を支える3つの基本的な職能として、証書人、代書人、代言人が誕生したことに由来しています。証書人は現在の公証人、代書人は現在の司法書士、代言人は現在の弁護士です。
すなわち、この8月3日は、司法書士制度の誕生の日です。
当会では、この「司法書士の日」の記念事業として、毎年、県内の高校生を対象に「高校生の一日司法書士」を実施しております。この事業は、司法書士の職業を体験することで、私ども司法書士の仕事が一体どんなものなのかを知り、将来の職業選択の機会に役立てていただくとともに、これから社会の担い手となる高校生に、登記、裁判等の制度を通して法律を身近に感じていただくことを目的としております。
具体的には、相続登記の申請書類を作成し、法務局に実際に申請書を提出するという登記関係業務や、裁判所の見学や傍聴体験を行っております。
参加生徒の皆様より、「視野が広がった」「実際に体験や見学をして、法律関係の仕事に関心が高まった」「進路選択に活かしたい」「法服が着られて、貴重な体験ができた」など毎年好評をいただいております。
毎年7月頃に、茨城司法書士会から県内の県立・私立高校に向けて募集案内をお出ししておりますので、興味のある方は是非ご参加ください。